リンゴがね…

毎年、年末になると岩手の親戚からリンゴが送られてくる。
夫婦二人の我が家に、2Lサイズのリンゴが約30個。
到底二人で消費できる訳がない。
田舎からしたら『お裾分け含む』なんだろうけど、
賃貸マンション暮しにお裾分けする程ご近所付き合いはない。

やんわり「いつも沢山送ってもらうのは大変ですから…」と、
旦那に言ってもらおうとしたこともあったが(旦那方の親戚なので)、
「もう送らないでくださ～い」の意図は汲んでもらえず、どっさり届く。

貰いっぱなしという訳にはいかないから、こちらからお礼を送ってる。
毎年何を送ろうか悩んで、東京じゃないと買えないようなお菓子を選ぶ。
これが良くないらしい。
あちらは「今年は何が来るのだろう」と楽しみにしてしまってるようだ。
もう来年からは『東京バナナ』一本でいこうかと、本気で考えてる。

で、届いた大量のリンゴは、友達にお裾分けの協力要請をかけて配ったりしたが、
その人数もたかが知れてる。
私と同じ夫婦二人の家にリンゴ5個。
3人家族の家に5個、子供のいる家に5個。
一歩間違えたら、嫌がらせな量かもしれない。
それでもみんなもらってくれた。ありがたい。

でもね、ここで簡単な引き算。
30個－15個＝15個。
我が家にはまだまだ大量のリンゴが残されてる。

旦那に「責任もって食え。」と食べさせようとしたけど、
毎日帰ってくるのが遅く帰宅してから夕飯を食べると、
その後デザートにリンゴっていう流れになかなかならないのだ。
私も昼間おやつてで食べようとしたが、2Lサイズって結構デカくて、
お腹一杯になってしまう。
2個も食べると(一度にじゃないですよ)、しばらく食べたくなくなる。

減らない。
一向に減らない。

お裾分けした友達に、
「リンゴジャムにして送り返したら！」
なんてナイスな案を頂いたりしたが、小心者の私は実行できず。

そんなこんなで、10個も残して年を越し今日に至りました。
そろそろリンゴもスカスカになり始めてる。
腐ってしまう前に何かしないと…ということで、毎年恒例のアップルパイを作りました。
冷凍パイシート1枚で、フィリングにリンゴ2個分。
リンゴがたっぷり詰まったアップルパイになりました。

それでもまだまだリンゴは残ってる…。
なので初めてリンゴジャムを作ってみました。(送り返しはしないけど)
実は私はジャムが好きじゃない。
だから今まで作ってこなかったのだけど、少しでも長持ちさせるためだ。
インターネットで砂糖の量を調べて、それより少なめに。
甘過ぎたら私が食べれないから。
潰して煮詰めてトロトロに。
結構な量のジャムが出来ました。
砂糖控えめにしたのに、甘～いジャムになりました。
リンゴがもともと甘くて……甘さ控えめにならなかった。

明日から旦那にせっせと食べてもらわねば。
甘いけど私た食べないとなぁ…。